山内診療所の院長のコメントが、全国ジェネラリストリポートに掲載されました。
2019年7月31日 水曜日山内診療所の院長のコメントが、全国ジェネラリストリポートに掲載されました。 私が、長崎県の五島列島での医療を行っている際に、心掛けていることを600字以内ですが、記載しています。 2019年7月に出版される本の中にも記載される予定です。 以下、記事内容の一部です。
「私が長崎県の五島列島に帰島して,1 年が経過 しようとしている.これまで五島の医療に貢献す るため,総合内科としての研修を積んできた.し かし,地域医療に求められているものとは総合内 科としての医学的なスキルだけではなく,マック ウィニーが述べているように,患者さんの予防と健康教育に取り組むこと,そして患者さん個人だ けでなく住民全体との両方を診ることがいかに大切であるかを実感した.
特に離島では,都会と比べて一人当たりの患者 数が多く,医師も疲弊しており,予防や疾患の早 期発見に対しての意識が希薄になりやすい傾向に ある.そのため治療可能な癌などが,進行した状 態で発見されることも多く,何か対策ができない か考えていた.
私は,診療で忙しい中でも,患者さんのがん検診や健康診断を行うことを常に心掛けている。なぜなら,病気の予防・早期発見・治療を行うことこそが、地域医療の診療所に求められている使命と考えているからである。
「 離島にいながら,世界最先端のエビデンスに基づいた医療を提 供する.」これが私のモットーである.