胃カメラ、大腸カメラの予約方法
2019年7月9日 火曜日山内診療所では、電話で胃カメラや大腸カメラの予約を行なっています。 今回は予約方法について詳しく説明していきます。
・胃カメラの予約方法について
まずは山内診療所へ直接電話をしてください。電話は看護師が対応します。
【どんなことを聞かれるの? 〜検査前の準備が大切です〜】
~検査前の食事、普段飲んでいる薬はどうしたらいいの?~
内視鏡の専門医として、胃癌などの病気をより早期に発見することを心がけています。
その為には、胃の中をくまなく観察することが重要です。胃の中に食事の残りがあったりすると、きちんとした評価ができません。
そのため、以下の注意点を良く読んでください。
・食事に関しては以下の3つのポイントに注意してください。
ポイント①:胃カメラの前日の夕食は、遅くても夜9時には済ませる
ポイント②:できるだけ消化の良いものを選ぶ(ワカメやこんにゃくなどは、以外と胃の中に残りやすいので避けましょう)
ポイント③:胃カメラ当日は、朝食摂らずにお越しください。お水は飲んでいただいてよいですが、ジュースや牛乳など、色のついた飲み物は控えてください。
・薬については以下の3つのポイントに注意してください。
ポイント①:どのようなお薬を飲んでいるか、医師・看護師で確認しますので、「お薬手帳をお忘れなくご持参ください。」
ポイント②:薬の種類によって、継続するのか休薬するのか判断します。
・一般的に、血液サラサラ(抗血小板剤・抗凝固薬)を飲んでいる方は、休薬することによる血栓塞栓症(血管が詰まる)リスクがあるため、通常の検査では継続していただくことが一般的です。
・糖尿病のお薬を内服されている方は、検査当日は休薬してただくことが一般的です。
繰り返しになりますが、「検査当日は、お薬手帳を必ずご持参ください。」
検査についての説明や同意書については、検査日の外来、または事前に来院された方は外来で担当看護師から説明があります。
わからないことや心配なことがあれば、ご質問ください。
・大腸カメラの予約方法について
胃カメラの同じように、まずは山内診療所へ直接電話をしてください。電話は看護師が対応します。
大腸カメラの場合は、大腸カメラの検査日の予約が電話で可能です。
下剤が必要になりますので、福江島の患者様には検査の2日前までには、当院に来院頂き、下剤の服用方法などを説明させて頂きます。
同意書の説明などもその際に行います。待ち時間も短く対応致しますので安心ください。
奈留島などの福江島以外の患者様の場合は、特別に電話で、大腸カメラの日にちを予約します。
しかし、島から一度受診するのは難しいと思いますので、電話で説明を丁寧に行い、検査当日に朝早く来院頂きます。
来院後に再度説明し、同意書にサインを頂いたのちに下剤を服用して頂きます。
便が綺麗になったら、大腸カメラを行います。痛み止めなども使用しておりますので、痛みはなく大腸カメラができますので安心してください。
山内診療所では、大腸ポリープの切除を日帰り手術で行っております。
大腸内視鏡検査の際に発見したポリープを切除する場合、時間は20~30分程度です。
低侵襲で安全性が高いために日帰りで受けられますが、術後の合併症として出血などはゼロではありません。
合併症リスクを下げるために、ご帰宅後は安静にしていただき、術後1週間程度は激しい運動や旅行、出張、飲酒などを控えてください。
持病がある方は体調や内服されているお薬などによって、日帰り大腸ポリープ切除術ができない場合もありますので、詳しくはお問い合わせください。
・食事について
術後の1週間は消化しやすく、胃腸に優しいメニューを心がけてください。香辛料などの刺激物、脂っこいもの、アルコールは控えてください。
・運動について
当日の運動は厳禁です。翌日からは散歩程度でしたら可能ですが、ジョギング・ゴルフ・テニスなどの激しい運動や腹圧がかかる運動については、術後1週間は控えましょう。
・入浴について
翌日からシャワーは可能ですが、術後数日はシャワー程度にとどめてください。それ以降は入浴可能です。
・出血について
便に血が混じる程度でしたら特に心配はありませんが、もし大量の出血や激しい痛みがありましたら、すぐにご連絡ください。
万が一に備えて緊急連絡先を事前にお伝えしておりますので、夜中でも大丈夫ですので、必ずご連絡ください。