インフルエンザワクチンって受けた方がいいんですか?
2020年9月25日 金曜日皆さん、新型コロナウイルスが世界中に蔓延し、毎日、マスクをしたり手洗いをしたり、気をつけて生活をしていると思います。 冬になるとインフルエンザのシーズンになり、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザにも気をつける必要があります。新型コロナウイルスのワクチンはまだ開発されていませんが、インフルエンザワクチンはあるため、可能な限り接種することが望ましいと思います。 今回はインフルエンザワクチンの必要性について説明します。
・インフルエンザワクチンはどういう人が受けるべきですか?
生後6ヶ月以上のすべての人に勧められます。
特に、1) 65歳以上の高齢者、2) 60から64歳で心臓、腎臓、呼吸器の病気がある人、3)4歳までの小児4)妊娠全期間の妊婦が推奨されています。
・インフルエンザワクチンは効果がありますか?
もちろん効果はあります。しかし、インフルエンザワクチン接種は発症の100%の予防を約束するものではありませんが、インフルエンザの重症化や肺炎などの合併症、死亡率を低下させる効果があります。また、ある研究では、インフルエンザワクチン投与で、インフルエンザの発症を40%減少させましたとの報告もあります。
特に2020年は新型コロナウイルスが蔓延しており、よりインフルエンザワクチン接種が奨められます。その他にも手洗いやうがい、咳エチケットといった対策も必要です。
・いつからインフルエンザワクチンを受けるべきですか?
例年はインフルエンザの流行期が12月から3月であることから、厚生労働省は12月中旬までに受けるように推奨しています。13歳未満の方は2回受けてください。
2020年度は新型コロナウイルスが蔓延しており、厚生労働省は2020年10月~65歳以上の高齢者を中心にインフルエンザワクチンを接種し、10月26日からは医療従事者、基礎疾患を有する方、妊婦、生後6か月~小学2年生を中心にワクチン接種をするように推奨しています。
もちろん、それ以外の人も10月26日からインフルエンザワクチン接種が可能です。
山内診療所では、2020年度は希望者が殺到することが予想されるため、あらかじめ予約制とさせていただきます。お電話での予約は可能ですので、ご希望の方は電話でお問い合わせください。